2007.06.20 :: 一つの花
食べるものが不足していた戦争のはげしかったころのことです。
ゆみ子はいつもおなかをすかせていました。
最初に覚えたゆみ子の言葉は 「一つだけちょうだい」 でした。
おとうさんが戦争にいく日。
見送りのプラットホームで、またゆみ子の 「一つだけちょうだい」 がはじまったのです。
おかあさんがあやしても 「一つだけ・・・一つだけ・・・」 といってなきやみません。
その時、おとうさんはホームのはしに咲いているコスモスの花を見つけました。
【装丁裏表紙あらすじより】
戦争の勉強って 今 学校で積極的に教えられてるんだろうか?
この 「一つの花」 も 教科書に取り上げられているらしいのだけど
ネムコの小学校の時は 夏休みに 原爆の日には 臨時登校があって
スライドで戦争の映画を見せられた。
今 子供たちの通ってる学校では 夏休みでも臨時登校がなくて 無論 戦争の学習もない。
だから 時折 テレビや本などで 戦争の話が出てきても ピンとこないようで
「戦争って何?」
と 聞いてくる。
いいのか? これで? 日本!!
そのうち 社会で歴史の勉強の際に 第一次大戦や第二次世界大戦だの 出てくるだろうケド
なんだろう・・もっと 小さいうちから 子供に 芯から 戦争ってモノのリアルさを
教え込んでいかないと
後になって ちょっと知識を与えたくらいでは 忘れられちゃうんじゃないの?
戦争を知っている人は もう この世から去って行ってしまう訳だし
戦争の悲惨さを語り継がれる人はいなくなって
戦争って重みも なくなって
ただの 歴史の一部として残るだけの絵空事になるんじゃないのだろうか。
命の重みも物の大切さも知らないから 安易に いじめだの自殺だの
突発的な残虐事件に発展してしまう。
それも 一因になってるんじゃないかな?
「一つの花」 お話もいいけど 鈴木義治さんの静寂した絵も素晴らしい。
何か 絵だけ見てても 胸が詰まる。
ずっとずっと 読み次がれていって欲しいなあ。
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